- クリーニングペーパーを使ったメンテナンスが必要だって聞いたんだけど……
- クリーニングペーパーとパウダーペーパーの違いがよくか分からない
- タンポを長持ちさせるクリーニングペーパーの使い方を教えて!
アルトサックスの初心者の方でクリーニングペーパーの使い方が分からずに悩んでいる方が非常に多いです。
私は初心者の頃に非常に悪いメンテナンスをしてしまったため、定期メンテナンスで非常に高額の費用がかかってしまった経験があります。
その苦い経験をもとに、クリーニングペーパーや吸水シートを使った現在考える最高の方法についてお伝えします。
この記事を読めば、タンポの水分を徹底的に取り除くことができるようになり、定期メンテナンスでも最小限の費用に抑えることができるようになります。
結論を一言で言うと、練習が終わったら「吸水シート→クリーニングペーパー」の順番でタンポの水分を取り除きます。パウダーペーパーはどうしてもタンポの貼りつきを解消したい場合を除いて使わないことをおすすめします。
クリーニングペーパーだけを使うとコスパが悪い
バランス調整の費用を抑えるためにはタンポの水分を徹底的に取り除くことが大切です。
タンポの水分を取り除くために使う道具で最も一般的なものが「クリーニングペーパー」です。クリーニングペーパーを使って全てのタンポの水分を取り除くことでタンポを長持ちさせることができます。
しかし、クリーニングペーパーの問題点はコストが高いことです。休憩中や練習後にクリーニングペーパーだけで水分を取り除くと、1時間の練習で平均して5枚くらい使います。
「ヤマハ クリーニングペーパー CP3」を使った場合、毎日練習すると1箱が2週間でなくなってしまいます。1年間でおよそ1万円の「クリーニングペーパー代」がかかる計算です。
そこで考えられる選択肢が「吸水シート」です。
吸水シートだけでは水分を完全に取り除けないことがある
タンポの水分を取り除くために使うもう一つの道具が「吸水シート」です。
吸水シートはクリーニングペーパーと違って使い捨てではありません。クリーニングペーパーと比べると1枚は高価ですが、半永久的に使用できて経済的です。
しかし、吸水シートだけでは完全に水分を取り除くことは難しいです。
吸水シートとクリーニングペーパーの併用がベスト
クリーニングペーパーだけではコストがかかります。しかし、吸水シートだけでは完全に水分を取り除くことができません。
そこで、ベストの方法は「吸水シートでおおまかに水分を取り除き、仕上げのみクリーニングペーパーを使う」という方法です。
この方法だとクリーニングペーパーは1枚ですみますし、水分が残ったままサックスを片づけてしまうこともありません。
おすすめのクリーニングペーパーと吸水シート
「吸水シートでおおまかに水分を取り除き、仕上げのみクリーニングペーパーを使う」という方法を採用する場合、次の吸水シートとクリーニングペーパーがおすすめです。
- 吸水シート:ノナカ 吸水シート L-サイズ
- クリーニングペーパー:ギャラックス クリーンペーパー
パウダーペーパーはタンポが貼りつくときに使う
クリーニングペーパーとよく似たものにパウダーペーパーがあります。
クリーニングペーパーとパウダーペーパーの違いは「紙に粉がついているかどうか」です。
パウダーペーパーは「タンポが貼りついて演奏に支障がある場合」に使います。
しかし、パウダーペーパーを使うと、タンポに粉がついてしまうのでタンポの寿命を縮めてしまいます。
吸水シートで水分を取り除き、しばらく待つだけで貼りつきはなくなることが多いので、「本番直前」など、緊急時以外はパウダーペーパーは使わないことをおすすめします。
【まとめ】「吸水シート→クリーニングペーパー」がおすすめ
タンポの水分をコスパよく徹底的に取り除くには「吸水シートでおおまかに水分を取り除き、仕上げのみクリーニングペーパーを使う」という方法がおすすめです。
パウダーシートはタンポを痛めるので「本番直前なのにパッドが貼りつく」といった緊急事態を除き、おすすめしません。
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