- サックスの練習のときにキーボードも使うといいって聞いたんだけど……
- サックスの練習のときに使うキーボードはどれがいいのか分からない
- サックス練習用のキーボードの選び方を教えて!
サックスは音程が合いにくい楽器なので音程が正確な電子キーボードで音程をイメージしてから練習すると効果的です。
しかし、電子キーボードの種類が多く、どの電子キーボードを使ったらいいのか迷っている方が非常に多いです。
私もいろいろな電子キーボードを試してみて、失敗もしながらサックス練習に最適な電子キーボードを見つけることができました。
そのときの経験をもとに、サックスの練習に最適な電子キーボードを選ぶときの基準とおすすめの電子キーボードをお伝えします。
この記事を読んで電子キーボードを使いながらサックスの練習をしていけば、効果的にサックスが上達できます。
結論を一言で言うと、サックスの練習におすすめの電子キーボードは「CTK-240」です。
サックスの練習に電子キーボードを使う3つの目的
サックスの練習では電子キーボードもあわせて使うと効果的です。具体的には次の3つの目的で電子キーボードを使います。
- サックスで音を出す前に音程感覚をつかむため
- スケール(調性)の感覚をつかむため
- (上級者向け)和音の感覚をつかむため
サックスで音を出す前に音程感覚をつかむため
サックスの練習をするときには電子キーボードでまず演奏して音程の感覚をつかみ、それからサックスで音を出して練習することが効果的です。
サックスは正しい音程で演奏することが難しい楽器です。何となくドの指使いで息を入れてもドの音を出すことはできません。
ドの音を出すためには最初にドの音をイメージしてから息を入れる必要があります。
音をイメージするためには音程が正確な電子キーボードでまず演奏してから音程の感覚をつかむことが大切です。
スケール(調性)の感覚をつかむため
サックスは「指使い」と「音の上昇・下降」の感覚を一致させるのが難しいです。
対して鍵盤は左から右に行くにつれて音程が高くなっていくので、音の上昇・下降の感覚を視覚的につかみやすいです。そのため、スケールの感覚も身に付きやすいです。
サックスでスケールの練習をするときには、練習しようとしている調を電子キーボードで演奏し、スケールの感覚をつかんでからサックスで練習することで効果的にスケールを身につけることができます。
和音の感覚をつかむため
上達してくると、和音(コード)の練習をしていくことになります。和音は同時に鳴らすと感覚がつかみやすいのですが、サックスでは同時に2つ以上の音を出すことはできません。
そのため、和音の感覚をサックスでつかむのは難しいです。
しかし、電子キーボードであれば、同時にいくつも音を出すことができるので、和音の感覚がつかみやすいです。
初心者のうちはサックスの練習で和音を使うことはありませんが、先を見越して和音のことも意識しておくと電子キーボードを買い替える必要がなくなります。
サックスの練習のための電子キーボードを選ぶ際の5つのポイント
サックスの練習で電子キーボードを使う場合には「音程感覚」「スケールの感覚」「和音の感覚」をつかむために使います。そのための電子キーボードを選ぶときに意識すべきなのは次の5つです。
- 鍵盤数は49鍵であること
- ACアダプターで電源を供給できること
- 鍵盤の幅はピアノと同じであること
- 打鍵感があること
- (できれば)同時に10音以上出せること
鍵盤数は49鍵であること
電子キーボードには鍵盤数が少ないものから多いものまでたくさんの種類がありますが、49鍵のものがおすすめです。
49鍵だと4オクターブなのですが、4オクターブという音域がサックスの練習にちょうどいいです。
49鍵よりも多いと置くのにも持ち運ぶのにも大変なサイズです。
逆に49鍵よりも少ないと「左手で和音(コード)を鳴らしながら右手でメロディーを弾く」という使い方が非常に難しくなります。
サックス練習用の電子キーボードは49鍵のものをおすすめします。
ACアダプターで電源を供給できること
電子キーボードには「ACアダプターでコンセントから電源を得ることができるもの」と「乾電池からしか電源を得られないもの」があります。
乾電池からしか電源を得られないものは電池代がかかる上に不便です。ACアダプターでコンセントから電源が得られるタイプの電子キーボードをおすすめします。
鍵盤の幅はピアノと同じであること
電子キーボードの中には鍵盤の幅がピアノより狭いものがあります。ミニキーボードと言うのですが、ミニキーボードは非常に使いづらいです。
演奏しづらいと効果的な練習はできないので、鍵盤の幅はピアノと同じ「白鍵が22mmから23mm」の電子キーボードを選ぶことが大切です。
打鍵感がある鍵盤であること
電子キーボードの中には「タッチセンサー式のもの」や「くるくると巻いて片づけるタイプのもの」があります。
こういったタイプの電子キーボードは鍵盤をたたいたという「打鍵感」がありません。
打鍵感がないと非常に使いにくいので、打鍵感がしっかりとある電子キーボードを選ぶことが大切です。
(できれば)同時に10音以上出せること
和音を鳴らす場合は、同時に複数の音を出せる必要があります。
同時に出せる音の数は7つ(コードで5つ、メロディーで2つ)もあれば十分ですが、念のため、両手の指を全部使った場合の音数である「10音」を出せるものを選んでおけば間違いありません。
サックスの練習におすすめの電子キーボードはCTK-240一択
サックスの練習のための電子キーボードを選ぶときに意識すべきポイントは次の5つです。
- 鍵盤数は49鍵であること
- ACアダプターで電源が供給できること
- 鍵盤の幅はピアノと同じであること
- 打鍵感があること
- (できれば)同時に10音以上出せること
この5つを全て満たすもので10,000円を切るものは私が知る限り「CTK-240」しかありません。
サックスの練習用に使う電子キーボードは「CTK-240」一択です。
【まとめ】電子キーボードを使って効果的にサックスの練習をしよう
サックスの練習で電子キーボードを使う目的は次の3つです。
- サックスで音を出す前に音程感覚をつかむため
- スケール練習のときにシャープとフラットの感覚をつかむため
- (上級者向け)和音の感覚をつかむため
サックスの練習のための電子キーボードを選ぶときに意識すべきなのは次の5つです。
- 鍵盤数は49鍵であること
- ACアダプターで電源が供給できること
- 鍵盤の幅はピアノと同じであること
- 打鍵感があること
- (できれば)同時に10音以上出せること
この5つを全て満たすもので10,000円を切るものは私が知る限り「CTK-240」しかありません。
サックスの練習用に使う電子キーボードは「CTK-240」一択です。
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