- サックスを習うべきか迷っているんだけど……
- サックスを習う方がいいのか独学の方がいいのか分からない
- サックスを習う方がいい人はどんな人なのか教えて!
サックスを習う方がいいのか、それとも独学で学んだ方がいいのか分からずに悩んでいる方は非常に多いです。
私はギター歴がおよそ30年あり、一時期はお金をいただいて演奏していました。音楽仲間や知り合いも多く、独学の人も先生に習っていた人もいました。
そういった人たちとのいろいろな経験をもとに、サックスを習う方がいい人はどんな人なのか、サックスを習う場合はどんな心構えが必要なのかをお伝えします。
この記事を読むことで、あなたがサックスを習うべきか判断できるようになります。
結論を一言で言うと、サックスを習った方がいい人は「耳が鍛えられていない人」です。音楽的な耳が鍛えられていない人は自分が正しく練習できているのか分からないので、習うことをおすすめします。
サックスを習うのであれば個人レッスン一択です。
サックス初心者が独学で上達するために必要な4つの能力
サックス初心者が独学で上達していくためには次の4つの能力を持っている必要があります。
- 簡単な楽譜が読めること
- 自分の音を客観的に聴くことができること
- 違いが分かる耳を持っていること
- 自分で問題を解決できること
サックスを習うべきか考えるため、この4つの能力を身につけるのにかかる期間の目安についてお伝えします。
簡単な楽譜が読めるようになるためにかかる期間の目安:1週間
「簡単な楽譜が読めること」はすぐにできるようになります。中学校の音楽の教科書に出てくる楽譜が読めればサックスの独学には困りません。
具体的には「できる ゼロからはじめる楽譜&リズムの読み方 超入門」で1週間しっかりと勉強すればサックスで困らないくらいに楽譜が読めるようになります。
自分の音を客観的に聴くことができるようになるためにかかる期間の目安:最短で1ヵ月
自分の音を客観的に聴くことができるようになるためには「自分のサックスの音を録音して聞き直す」という練習を何度も繰り返す必要があります。
最初は「自分が演奏中に聞いている音」と「自分が出している音」の違いに驚きますが、何度も聞いているうちに徐々に違いを感じなくなってきます。
違いを感じなくなるということは、自分が出している音がどんな音なのか、録音を聞かなくても分かるようになっているということです。
自分の音を客観的に聞けるようになるまでの期間は個人差がありますが、きちんと毎日練習をしていれば早い人で1ヵ月くらいです。
違いが分かる耳を持つためにかかる期間の目安:数年から数十年
違いが分かる耳を持つためにはいいオーディオでいい音をたくさん聴く必要があります。
いいオーディオでいい音をたくさん聴くことで、いい音とよくない音を区別できるようになってきます。
いい音とよくない音を区別できるようになってはじめて自分の音をいい音にしていくことができます。
違いが分かる耳を持つためには非常に長い時間がかかります。そもそも「これだけできればOK」という水準があるものではなく、永遠に鍛え続けていくものです。
楽器や音楽の経験がなければ、最低でも数年はかかると考える必要があります。
自分で問題を解決できるようになるためにかかる期間の目安:0秒
このブログに自力でたどりついているあなたは、自分で問題を解決できる能力はすでにあります。
このブログやYouTube動画などを参考に自分の問題点を解決することができるはずです。解決のために練習メニューに落とし込むこともできるはずです。
耳がまだ鍛えられていない人はサックスを習うのがおすすめ
「サックス初心者が独学で上達するために必要な4つの能力」の中で圧倒的に時間がかかるのは「違いが分かる耳を持つこと」です。
音楽経験がない人は早い人でも数年はかかるはずです。
「違いが分かる耳」はサックスを習う場合であってもいずれは必要になります。違いが分からなければよくすることもできないからです。
しかし、違いが分かる耳を手に入れてからサックスの練習を始めようと思えば、いつまでたってもサックスの練習を始められません。
「違いが分かる耳」を持っていない人は耳を鍛えながらサックスを習うことをおすすめします。
サックスを習っていれば、自分で分からない違いを先生が教えてくれるので、間違ったまま練習を続けていくリスクを避けることができます。
サックスを習うなら絶対に「個人レッスン」
サックスを習うなら、絶対に個人レッスンを選ぶべきです。
これまでお伝えした通り、サックスを習う一番の目的は「自分の耳では気づけない問題点を先生に指摘してもらうため」です。
問題点を先生に指摘してもらうという効果はグループレッスンでは手に入りません。レッスンはグループレッスンではなく個人レッスンを受けることが大切です。
練習場所がない人は教室に通って習うのがおすすめ
サックスが上達するためには1日10分でもいいので毎日練習する必要があります。
サックスを練習していく上で最も頭が痛い問題は「練習場所の確保」です。
学生ならともかく、社会人にとって練習場所を確保することは簡単なことではありません。サックスは非常に大きな音が出る楽器であるにも関わらず、効果的な消音方法もほとんどないからです。
社会人は昼は練習できないことが多いので「夜に大きな音を出せる場所」が必要になってきます。
集合住宅や都会では防音室がない限りはほぼ不可能です。
練習場所がない人はオンラインではなく実店舗の教室に通うことをおすすめします。できればレッスンのとき以外でも練習場所を貸してくれるサックス教室が理想的です。
私が調べた限り、練習場所を無料で貸し出している音楽スクールは「シアーミュージック」しかありません。
練習場所の確保が大変な人は「シアーミュージック」をおすすめします。
サックス教室に通えない人はオンラインで習うのがおすすめ
サックス教室が近くになくて通えない人にはオンラインがおすすめです。
先生からサックスを習う場合、先生との相性は非常に大切です。多くの先生の中から自分に合った先生を選べるシステムになっているオンライン教室がおすすめです。
オンラインで習う場合は、自分で練習場所を確保できることが絶対の条件になります。
練習場所に通いやすい、もしくは自宅で練習できるという人はオンラインのサックススクールもおすすめです。
【まとめ】自分の耳に自信がない人はサックスを習う方がよい
サックスは独学で上達できる楽器です。しかし、独学で上達するためには「違いが分かる耳を持っていること」が必要になります。
「違いが分かる耳」を手に入れるためには数年から十年以上の時間がかかるため、耳に自信がない人は先生に習うことをおすすめします。
サックスを先生から習う目的は「自分の耳では気づけない問題点を先生に指摘してもらうため」なので、レッスンは「個人レッスン」一択です。
サックスの練習場所の確保が大変な人は教室に通うことをおすすめします。練習場所を無料で借りることができる「シアーミュージック」がおすすめです。
サックス教室に通えない人はオンラインスクールがおすすめです。「椿音楽教室 」がオンラインに力を入れていて先生も豊富なのでおすすめです。ただし、練習場所は自分で確保する必要があります。
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