- アルトサックスのリガチャーを交換しようと思ってるんだけど……
- リガチャーを交換することでアルトサックスが演奏しやすくなるのか分からない
- リガチャーの使い方について教えて!
アルトサックスの初心者の方でリガチャーの使い方が分からずに悩んでいる方が非常に多いです。
私も初心者の頃はリガチャーの使い方を間違えていて、演奏上の悩みを抱えていました。リガチャーをいくつか交換もしてみました。
そのときの経験をもとに、リガチャーを交換すべきなのかやリガチャーの正しい使い方についてアルトサックス初心者に向けてお伝えします。
この記事を読めば、リガチャーについて不必要な迷いを持たずに練習をすることができるようになります。
結論を一言で言うと、リガチャーを交換しても演奏のしやすさはほとんど変わりません。
リガチャーを使うときは「ネジを締めすぎないこと(金属製のリガチャーの場合)」「マウスピースの線に合わせること」「順締めか逆締めか確認すること」「リガチャーはマウスピースと別に保管すること」が大切です。
アルトサックス初心者は付属のリガチャーのままでよい
アルトサックスの場合、リガチャーを交換しても演奏のしやすさ、音の出やすさはほとんど変わりません。
私も3つのリガチャーを持っていますが、音の出やすさはほとんど同じでした。
リガチャーを交換すれば音色は変わりますが、初心者はまだ音を出すのが精一杯なはずです。音を出すのが精一杯の状態でリガチャーを交換する意味は少ないです。
演奏のしやすさ、音の出しやすさはリガチャーではなくマウスピースとリードの影響が大きいです。
リガチャーを使うときの4つの注意点
リガチャーを使う時には次の4つを意識することが大切です。
- リガチャーのネジを締めすぎないこと(金属性のリガチャーの場合)
- 位置はマウスピースに書かれている線に合わせること
- 順締めのリガチャーなのか逆締めのリガチャーなのか確認すること
- リガチャーを締めた状態で保管しないこと
【締めすぎ注意】リガチャーのネジを締めすぎないこと(金属性の場合)
金属製のリガチャーの場合、ネジを締めすぎるとネジが切れてしまったり、金属部分が伸びてしまったりします。
リガチャーの寿命を縮めるので、リガチャーはリードがずれない程度に軽めに締めることが大切です。
【位置に注意】位置はマウスピースに書かれている線に合わせること
リガチャーはマウスピースに書かれている線に合わせて装着します。
線が書かれていないマウスピースの場合は線が書いてあるマウスピースを見て適切な位置を推測して装着します。
【向きに注意】順締め用リガチャーか逆締め用リガチャーか確認すること
リガチャーには順締め用のリガチャーと逆締め用のリガチャーがあります。
順締め用のリガチャーを逆締めで使ったり、逆締め用のリガチャーを順締めで使ったりはできません。
使用しているリガチャーが順締め用なのか逆締め用なのか確認して正しく使うことが大切です。
リガチャーを締めた状態で保管しないこと
保管するときはマウスピースと別々に保管するか、同じに保管する場合も緩めて保管することが大切です。
リガチャーは締めている状態だと伸びていくので、締めて保管するとリガチャーの寿命が縮んでしまいます。
リガチャーを少しでも長持ちさせるためにもリガチャーは緩めて保管することが大切です。
リガチャーのネジを完全に締めた状態でもリードを固定することができなくなったらリガチャーの寿命です。
どんなに丁寧に使用してもリガチャーの寿命はいずれきてしまいますが、できるだけ長く使用するためにもこの4点を意識することが大切です。
【まとめ】アルトサックス初心者はリガチャーを交換する必要はない
アルトサックス初心者は付属のリガチャーのままで構いません。音を出しにくいと感じた場合には、リガチャーではなくマウスピースやリードを交換しましょう。
また、リードを使用するときには次の4つを意識することが大切です。
- リガチャーのネジを締めすぎないこと(金属性のリガチャーの場合)
- 位置はマウスピースに書かれている線に合わせること
- 順締めのリガチャーなのか逆締めのリガチャーなのか確認すること
- リガチャーを締めた状態で保管しないこと
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