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サックスの練習を自宅でする方法【毛布や自作の対策では難しい】

サックス
  • 自宅でサックスの練習をしようと思ってるんだけど……
  • 自宅でサックスの練習はそもそも可能なのか分からない
  • 自宅でサックスの練習をする方法があるなら教えて!

自宅でサックスの練習をしたくていろいろな方法を考えている方が非常に多いです。

私も自宅でのサックスの練習には非常に頭を悩ませました。たくさんの試行錯誤を重ねた結果、苦情を言われることもなく自宅で練習できています。

この記事を読むことで、サックスを自宅で練習するための具体的な方法が分かります。

結論を一言で言うと、全ての窓とドアを閉め、家の真ん中で、音が出にくいセッティングでフォルテを避けて練習すれば大丈夫です。

ただし、鉄筋コンクリート造の物件で、昼間限定です。

この記事では「消音グッズ」については特に触れません。ものを使わない方法をお伝えします。

消音グッズについては「サックス消音グッズ徹底分析【ケース・リード・スポンジなど】」で詳しくお伝えしています(初心者におすすめの消音グッズはありません)。

遮音性能が高い物件に住んでいることが大前提

サックスの練習を自宅でするためには、遮音性能が高い物件に住んでいることが大前提です。

木造建築や鉄骨造の物件では防音室を作らない限り自宅での練習は難しいです。

自宅でサックスの練習をするのであれば、最低でも鉄筋コンクリート造である必要があります。

きちんとした鉄筋コンクリート造の建物であれば、音を45dB程度小さくする効果があります。

自宅の準備:全てのドアと窓を閉める

音を外にできるだけ漏れないようにするため、全てのドアと窓を閉めることが大切です。

外に面しているドアや窓だけではなく、内部のドアや窓を全て閉めます。家の中のドアを閉めることで空気が分断されるので遮音効果が高くなります。

毛布・防音カーテン・防音カーペット・防音タイルはほとんど効果がない

毛布をかぶって練習するのはほとんど効果がありません。音は包み込んで密閉することでさえぎることができるものだからです。

防音カーテンや防音カーペット、防音タイルも気休め程度にしか効果がありません。

防音カーテンは薄すぎるので高音域はともかく低音域をさえぎるには力不足です。

防音カーペットや防音タイルはどちらかというと振動を抑えるのに効果があるもので、サックスの音を遮音する効果はそれほど高くありません。

ものすごく厚いものであれば効果もありますが、隙間なく敷き詰める必要があり、実際の効果がどれほどあるかは微妙です。

演奏場所の注意点

演奏場所にも注意が必要です。次の3つを意識してください。

  • 隣室から最も遠い部屋で練習する
  • 窓際は避ける
  • 押し入れ・トイレ・風呂場は避ける

隣室から最も遠い部屋で練習する

集合住宅の場合、隣室から最も遠い場所で練習することが大切です。通常は物件のど真ん中、角部屋であれば、隣室がない方の壁付近です。

窓際は避ける

窓を閉めていても、窓にはそれほど遮音効果はありません。窓の外に音が漏れても構わない場合を除いて窓際は避ける必要があります。

押し入れ・トイレ・風呂場は避ける

押し入れやトイレ、風呂場は人が長時間滞在する前提で作られていないので遮音効果は低いです。換気扇などから音は漏れますし、かえって騒音を発生させてしまいます。

演奏上の注意

演奏するときにも注意が必要です。次の3つを意識してください。

  • エボナイトのマウスピースを使う
  • フォルテは避ける
  • 夜は練習しない

エボナイトのマウスピースを使う

アルトサックスは最大で110dBの音を出すことができます。しかし、110dBという音量はあくまでも「音量が出やすいセッティングのサックスをプロ級のパワーで演奏した場合」です。

一般的なアマチュアは出そうと思っても110dBもの大音量は出せるものではありません。

また、エボナイトのマウスピースよりもメタルのマウスピースの方が音量が大きくなります。エボナイトのマウスピースを使うことで音量を下げることができます。

私がエボナイトのマウスピースで練習した場合、最大でも90dB程度の音量しか出せません。普通に演奏した場合、85dB程度です。

音量の出にくいセッティングで85dB程度であれば、鉄筋コンクリート造の建物なら外には(85dB-45dB=)40dBしか漏れません。

40dBは「昼の閑静な住宅街」くらいの音量なので、「何の曲か分からないけれど音が聞こえる」くらいになります。

40dBであれば昼間なら許容範囲に入ってきます。

フォルテは避ける

練習メニューの関係でフォルテを出す必要があるかもしれませんが、できるだけフォルテ以上の音量は避けることをおすすめします。

フォルテの練習はカラオケボックスなどで集中して行うことをおすすめします。

関連記事

練習場所については「サックスのおすすめ練習場所4選【カラオケが最もおすすめ】」で詳しくお伝えします。

夜は練習しない

完全防音室がある場合を除き、夜の練習は控えることが大切です。夜は一戸建てであっても隣の家まで聞こえる可能性が高いので、遅くとも夕方までにしておく必要があります。

【まとめ】サックスの練習を自宅でする方法

サックスの練習を自宅でする場合は次の5つを守ることが大切です。

  • 家のドアと窓を全部閉める
  • 隣室から最も遠い部屋で練習する
  • エボナイトのマウスピースで練習する
  • フォルテは避ける
  • 夜は練習しない

鉄筋コンクリート造で防音性能が比較的高い物件に住んでいることが前提です。

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