- サックスを始めようと思ってるんだけど……
- サックスを始めるのに必要なものがどれだけあるのか分からない
- サックスを始めるのに必要なものを教えて!
サックスを始めるのに必要なものは思った以上に多いので、最初に何をそろえたらいいのか分からなくなってしまう初心者の方が非常に多いです。
私も何をそろえたらいいのか分からなかったので、練習をしながら徐々にそろえていきました。
そのときの経験から「最初からそろえておいた方がよかったと思ったもの」「用意はしたけれど不要だったもの」などが分かりました。
この記事では「絶対に必要なもの」「できるだけ早く交換したいもの」「あるとコスパがいいもの」「あると上達が早いもの」に分けてお伝えします。
この記事でを読むと、サックスを始めるのに必要なものは何なのかが分かります。。
サックスを始めるのに絶対に必要なものだけを最初にお伝えします。絶対に必要なものは「楽器本体」「メトロームとチューナー」「リード」「譜面台」「教本」「お手入れセット」です。
サックスの練習に絶対に必要なもの9選
サックスの練習に絶対に必要なものは次の9つです。
- サックス本体(ネック・ケース含む)
- リード
- メトロノーム・チューナー
- 譜面台
- 教本
- 本体用スワブ
- コルクグリス
- クリーニングペーパー
- ポリッシングクロス
サックス本体(ネック・ケース含む):YAS-280
まず必要なものはサックス本体です。サックスを買うとほぼ確実にサックスケースもついています。
大人からサックスを始める人にはアルトサックス「YAS-280」をおすすめします。
リード:音が出やすいものを
リードはサックスで音を出すために絶対に必要なものです。
リードは「サックス入門セット」に付属していることが多いですが、付属のリードは初心者には硬すぎるので別途購入する必要があります。
メトロノーム・チューナー:KORG TM-60
メトロノームはテンポを保つために使います。チューナーはサックスをチューニングしたり、自分が出している音程を確認したりするために使います。
メトロノームとチューナーはサックスの練習に絶対に必要です。メトロノームとチューナーを使わずに練習しても上達は難しいです。
メトロノームとチューナーがセットになっている「KORG TM-60」がおすすめです。
譜面台:MS-250ALS
譜面台は譜面を置くために使います。
サックスの練習に譜面台は絶対に必要です。譜面台を使わずに練習すると机などに楽譜を置くことになり、姿勢が崩れてしまうからです。
教本:下記4冊
サックスを独学で始める場合、教本は絶対に必要です。サックス初心者が最初に買うべき教本は次の4冊です。
- サクソフォーン教本(大室勇一先生)
- 成功する音楽家の新習慣 練習・本番・身体の戦略的ガイド(ジェラルド・クリックスタイン先生)
- リズムの基礎(呉暁先生・桐山春美先生)
- うまくなろう!サクソフォーン(須川展也先生)
お手入れセット
本体用スワブ:YAMAHA CLSSAX2
スワブは楽器の内側にたまった水分を取り除くために使います。
本体用スワブはたいていの場合、「サックス入門セット」に付属しているので別途購入の必要はありません。
スワブは消耗品なので数年に一度の頻度で交換する必要があります。スワブは「YAMAHA CLSSAX2」をおすすめします。
コルクグリス:YAMAHA コルクグリス CG4
コルクグリスはサックスのコルク部分を乾燥させないために使います。
コルクグリスも「サックス入門セット」に付属しています。しかし、非常に少量なのですぐになくなってしまいます。付属品がなくなったあとは購入する必要があります。
コルクグリスは「ヤマハ YAMAHA コルクグリス CG4」がおすすめです。
クリーニングペーパー:ギャラックス クリーンペーパー
クリーニングペーパーはサックスの内側にたまった水分を取り除くために使います。
クリーニングペーパーは「ギャラックス クリーンペーパー」がおすすめです。
ポリッシングクロス:YAMAHA ポリシングクロス M COTTON PCM3
ポリッシングクロスはサックスに付着した汚れをふき取るために使います。
ポリッシングクロスは「サックス入門セット」に付属しているので、別途購入する必要はありませんが、消耗したら購入する必要があります。
ポリッシングクロスは「ヤマハ YAMAHA ポリシングクロス M COTTON PCM3」がおすすめです。
付属品からできるだけ早く交換したいもの2選
「サックス入門セット」にはたいてい付属しているけれど、できるだけ早く交換したいものは次の2つです。
- マウスピース
- ストラップ
マウスピース:Gottsu Jazz Soloist C
マウスピースは音を出すために絶対に必要です。マウスピースは「サックス入門セット」に付属していますが、音質的にもあまりよくありませんし音も出しにくいです。
付属しているマウスピースはおまけと考えて、できるだけ早く交換することをおすすめします。
私がおすすめするマウスピースは「Gottsu Jazz Soloist C」です。
ストラップ:男性はネックストラップ、女性はショルダーストラップ
ソプラノサックスを除く全てのサックスは重すぎて手だけで持つことができません。ストラップを使って首や肩からさげることになります。
ストラップはたいていの「サックス入門セット」に付属していますが、付属のストラップを使い続けると首を痛めてしまいます。
体を守るためにもストラップはできるだけ早く交換することをおすすめします。
男性にはネックストラップである「サックス用バードストラップBSN-AP-M」をおすすめします。
女性にはショルダーストラップである「ブレステイキングストラップ ライザプレミアムⅡ (セーフティフックタイプ) 」をおすすめします。
あるとコスパがいいもの5選
サックスを始めるのに絶対に必要というわけではないけれど、あった方が長い目で見てコスパがいいものは次の5つです。
- リードケース
- マウスピース用スワブ
- 吸水シート
- マウスピースパッチ
- 湿度調整剤
リードケース:ガラス製
リードを収納するのがリードケースです。リードをガラス製のリードケースに収納することでリードの寿命を伸ばすことができます。
リードケースは「リードケース サックス用」がおすすめです。
マウスピース用スワブ:YAMAHA CLSS2
本体用のスワブをマウスピースに通すと、詰まりやすいだけでなく、マウスピースの内側を削ってしまい、マウスピースの寿命を縮めてしまいます。
マウスピースにはマウスピース用のスワブを使うことでマウスピースの寿命を伸ばすことができます。
マウスピース用スワブは「YAMAHA S CLSS2」がおすすめです。
吸水シート:ノナカ 吸水シート L-サイズ
サックスの内側の水分はクリーニングペーパーで取り除きますが、クリーニングペーパーだけで行おうとすると、かなりの枚数のクリーニングペーパーを使うことになります。
吸水シートはクリーニングペーパーと同じように、楽器の内側にたまった水分を取り除くために使いますが、吸水シートはクリーニングペーパーと違い、使い捨てではありません。
しかし、吸水シートだけでは完全に水分を取り除くのは難しいです。
そこで、「吸水シートでおおまかに水分を取り除き、クリーニングペーパーで仕上げをする」という方法でメンテナンスを行うと、クリーニングペーパーを節約することができます。
吸水シートは「ノナカ 吸水シート L-サイズ」がおすすめです。
マウスピースパッチ:自分に合ったものを
マウスピースは上の前歯を直接当ててくわえるので、マウスピースを使い続けることでマウスピースが削れて行きます。
マウスピースの削れを防ぐのに使うのがマウスピースパッチです。マウスピースパッチを歯があたる部分に貼ることでマウスピースが削れるのを防ぎ、マウスピースの寿命を伸ばすことができます。
マウスピースパッチは自分に合ったものをいろいろ試すことをおすすめします。
湿度調整剤:Teeda WINDry 管楽器専用 湿度調整剤
サックスに水気は大敵です。サックスケースに湿度調整剤を入れておくことでサックスを湿気から守ることができます。
湿度調整剤は「Teeda WINDry 管楽器専用 湿度調整剤」がおすすめです。
あると上達が早いもの4選
サックスの練習に直接必要というわけではありませんが、あった方が上達が早いものは次の5つです。
- 録音機材(ICレコーダー)
- 電子キーボード
- いい音楽を聴ける環境
- サックスの名曲・名盤
- 楽譜(演奏したいもの)
録音機材(ICレコーダー):SONY リニアPCM PCM-A10
上達のためには「自分のサックスの音を録音して自分で聴くこと」が効果的です。
自分が聴いている音と周りに聞こえている音は違いますし、そもそも自分の音は演奏中にあまり聴けません。
サックスは音量の大きな楽器ですので、相応の録音機材が必要です。
サックスを効果的に上達したい人は録音は必須です。
電子キーボード:CTK-240
サックスは正しい音程で演奏するのが難しい楽器なので、 サックスの練習をするときには電子キーボードでまず演奏して音程の感覚をつかみ、それからサックスで音を出して練習することが効果的です。
また、 サックスは「指使い」と「音の上昇・下降」の感覚を一致させるのが難しいです。
対して鍵盤は左から右に行くにつれて音程が高くなっていくので、音の上昇・下降の感覚を視覚的につかみやすいです。
サックスでスケールの練習をするときには、練習しようとしている調を電子キーボードで演奏し、スケールの感覚をつかんでからサックスで練習することで効果的にスケールを身につけることができます。
いい音楽を聴ける環境:予算に応じて高品質なものを
いい演奏をするためにはいい演奏を聴いて耳を鍛える必要があります。いい演奏を聴くためには、いい音を聴ける環境を整える必要があります。
「YouTubeとスマホ」という環境では耳を鍛えることはできません。
いい音を聴くためにはある程度の性能のプリメインアンプとスピーカーと高音質の音源が必要です。
プリメインアンプとスピーカーは次のセットがおすすめです。
- 20万円近くの予算がかけられる人:マランツ PM7000N+JBL STUDIO 630
- 10万円前後の予算で「Amazon Music HD」を利用したい人:マランツ NR1200/FN+YAMAHA NS-B500B
- 10万円前後の予算で音質をあまり下げたくない人:マランツ PM6007/FN+YAMAHA NS-B500B
サックスの上達に役立つ名曲・名盤10選
いい音楽を聴ける環境ができたら、いい音楽を聴いていきます。いい音楽を聴いていくことで耳が鍛えられていきます。
サックスの上達に役立つ名曲・名盤のおすすめは次のとおりです。
- ブルー・トレイン(ジョン・コルトレーン)
- サキソフォン・コロッサス(ソニー・ロリンズ)
- サムシン・エルス(キャノンボール・アダレイ)
- バラード(ジョン・コルトレーン)
- ゴー(デクスター・ゴードン)
- サックス・ア・ゴー・ゴー(キャンディ・ダルファー)
- パールズ(デビッド・サンボーン)
- ストレイト・トゥ・ザ・ハート(デビッド・サンボーン)
- レフト・アローン(ジャッキー・マクリーン)
- ザ・コレクション2(マルタ・アルゲリッチ)
楽譜3選
サックスを始める人は演奏したい曲があるはずです。演奏したい曲を一生懸命に練習することで成長していきます。
おすすめの楽譜は次の3冊です。
【まとめ】サックスの練習に必要なもの
サックスの練習をしていくときに必要なものは次のとおりです。
サックスの練習に絶対に必要なもの
- サックス本体(ネック・ケース含む):YAS-280
- リード:音が出しやすいものを
- メトロノームとチューナー:KORG TM-60
- 譜面台:MS-250ALS
- 教本
- サクソフォーン教本(大室勇一先生)
- 成功する音楽家の新習慣 練習・本番・身体の戦略的ガイド(ジェラルド・クリックスタイン先生)
- リズムの基礎(呉暁先生・桐山春美先生)
- うまくなろう!サクソフォーン(須川展也先生)
- 本体用スワブ:YAMAHA CLSSAX2
- コルクグリス:ヤマハ YAMAHA コルクグリス CG4
- クリーニングペーパー:ギャラックス クリーンペーパー
- ポリッシングクロス:ヤマハ YAMAHA ポリシングクロス M COTTON PCM3
付属品からできるだけ早く交換したいもの
あるとコスパがいいもの
- リードケース:リードケース サックス用
- マウスピース用スワブ:YAMAHA S CLSS2
- 吸水シート:ノナカ 吸水シート L-サイズ
- マウスピースパッチ:ノナカマウスピースクッション0.36(自分に合ったものを)
- 湿度調整剤:Teeda WINDry 管楽器専用 湿度調整剤
あると上達が早いもの
- 録音機材(ICレコーダー):ソニー リニアPCMレコーダー PCM-A10
- 電子キーボード:CTK-240
- いい音楽を聴ける環境
- 20万円近くの予算がかけられる人:マランツ PM7000N+JBL STUDIO 630
- 10万円前後の予算で「Amazon Music HD」を利用したい人:マランツ NR1200/FN+YAMAHA NS-B500B
- 10万円前後の予算で音質をあまり下げたくない人:マランツ PM6007/FN+YAMAHA NS-B500B
- サックスの名曲・名盤
- ブルー・トレイン(ジョン・コルトレーン)
- サキソフォン・コロッサス(ソニー・ロリンズ)
- サムシン・エルス(キャノンボール・アダレイ)
- バラード(ジョン・コルトレーン)
- ゴー(デクスター・ゴードン)
- サックス・ア・ゴー・ゴー(キャンディ・ダルファー)
- パールズ(デビッド・サンボーン)
- ストレイト・トゥ・ザ・ハート(デビッド・サンボーン)
- レフト・アローン(ジャッキー・マクリーン)
- ザ・コレクション2(マルタ・アルゲリッチ)
- 楽譜(演奏したいもの)
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