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【初心者向け】アルトサックスにおすすめのリード【育て方や手入れも】

サックス用アクセサリー
  • サックスの音が出ないんだけど……
  • サックス初心者がどんなリードを選んだらいいのか分からない
  • リードの選び方、育て方、手入れの仕方を教えて!

サックス初心者の方でリードの選び方がわからず、サックスの音が出せなくて悩んでしまう方が多いです。

私も初心者だった頃はネットなどでたくさん調べたのですが、ネットの記事は上級者やプロが書いていることがほとんどで、上級者やプロと同じリードの選び方では音が出ないことが後で分かりました。

そのときの経験をもとに、「もし現在初心者ならどうやってリードを選ぶのか」を中心に私のリードの育て方や手入れ法についてもお伝えします。

この記事を読めば、全くサックス経験がない人が、どうやってリードを選べばよいのか、納得した上で選択することができるようになります。

結論を一言で言うと、アルトサックス初心者は、とにかく柔らかいリードを選ぶことが大切です。

初心者が最初に使うリードの選び方

初心者が最初に使うリードを選ぶときのポイントは次の4つです。

  • 硬さ:とにかく柔らかいものを使う
  • 材料・素材:プラスチック製・樹脂製は避ける
  • ブランド:「バンドレン」または「リコ」を使う
  • 買い方:できればバラで2枚程度買う

リードは1枚およそ300円です。サックス本体やマウスピースよりも格段に値段は安いので、失敗を恐れずにいろいろと試す意識が大切です。

硬さ:とにかく柔らかいリードを使う

一般的に「ティップ・オープニングが広いマウスピースには柔らかいリード」「ティップ・オープニングが狭いマウスピースには硬いリード」と言われます。

マウスピースとリードの広さ(距離)のことを「ティップ・オープニング」と言います。

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アルトサックス初心者にはティップ・オープニングが狭いマウスピース、具体的には「Gottsu Jazz Soloist C」をおすすめしています。

詳しくは「【初心者向け】アルトサックスのマウスピースの選び方【おすすめも紹介】」をご覧ください。

初心者にはティップ・オープニングが狭いマウスピースがおすすめなので、この考え方だと、硬いリードを使うほうがよいということになります。

確かに一般的には「ティップ・オープニングが狭いマウスピースには硬いリード」なのですが、このセッティングでは初心者は音が出せません。

サックスという楽器はリードがマウスピースに当たることで音が出ます。リードが硬いと、それだけ強い息で吹かないとリードがマウスピースに届きません。

初心者は息が弱いのでリードがマウスピースに届かず、音が出ないのです。

そこで、初心者の場合は「ティップ・オープニングが狭いマウスピースに柔らかいリード」というセッティングを組む必要があります

私の場合

私が買ったサックスには「バンドレン・トラディッショナル・3(硬め)」がおまけでついていました。マウスピースは「ヤマハ4C」でティップ・オープニングは1.6mmと狭いです。

このセッティングは「ティップ・オープニングが狭いマウスピースには硬いリード」という組み合わせで一般的にはまずまずの組み合わせのはずです。

しかし、最初は真ん中の「ソラシド」を出すのが精一杯で、それより下は「スーッ」というだけで音が出ず、真ん中のレより上はリードミス(ピーという甲高い音)という状況でした。

原因は「息の圧力の弱さ」と「口周りの筋肉の弱さ」です。

私は成人男性でラグビー・水泳の経験もあるので「息の圧力」も「口周りの筋肉」も初心者の中ではある方ですが、それでもこんな状況でした。

材料・素材:プラスチック製や樹脂製のリードはやめておく

リードの材料・素材は大きく分けて「天然素材(植物)」でできたものと「合成素材(樹脂・プラスチック)」でできたものがあります。

初心者は樹脂製のリードはやめておいた方が無難です。樹脂製のリードは長持ちして経済的ではあるのですが、一枚の値段は高いので、いろいろと試すことには向きません。

初心者のうちは「息の圧力の強さ」や「口周りの筋肉」が成長するにつれてどんどんリードを替えていくのがベストなので樹脂製のリードは向かないのです。

樹脂製のリードは、適切な息の圧力や口周りの筋肉が身についたあと、音色を理由にリードを選ぶ段階になってから選択肢に入れることをおすすめします。

私自身、樹脂製のリードはまだ選択肢に入れていません。今でも天然素材のリードで特に問題ないと思っています。

ブランド:「バンドレン」または「リコ」のリードを使う

リードはたくさんのメーカーが作っているので、ブランドも数多くあります。どのブランドでもかまわないのですが、初心者のうちは信頼できるブランドが一番です。

リードの代表的なブランドは「バンドレン」と「リコ」です。選択肢が多すぎても選べないので、初心者のうちは「バンドレン」と「リコ」のどちらかのリードを選べば十分です。

「バンドレン」のリードは「リコ」に比べて長持ちすると個人的には感じています。そのためバンドレン一択でもかまいません。

しかし、手に入りやすいリードで最も柔らかいものはリコなので、リコも選択肢に入れています。

買い方:できれば「ばら」で買う

初心者のうちは「一般的には柔らかすぎるリード」を使っていき、「息の圧力の強さ」や「口周りの筋肉」が成長していくにつれてリードを硬くしていくというスタンスがおすすめです。

このスタンスでリードを選んでいくと、最初のうちは頻繁に硬いリードに交換していく可能性があります。リードを10枚セットで購入すると無駄が大きいかもしれません。

そこで、最初のうちはリードを「ばら」で2枚ずつ購入していくことがおすすめです。

楽器店によってはリードのばら売りをしていないところがあります。その場合は10枚セットで買うことになります。

amazonではリードのばら売りはされていないようです。

同じリードを毎日使うとすぐに使えなくなってしまいます。毎日練習する場合、1日おきに使うならば最低でも2枚は必要です。

私の場合

私は最初は「バンドレン・トラディッショナル・3」ではほとんど音が出ませんでした。

次に「リコ・2.5」に替えたところ、それでもあまり音が出なかったです(特に低いミ以下は全く出ませんでした)。

そこで、非常に柔らかいリードである「リコ・ジャズセレクト・2S」に替えたところ、低いドから高いドまで(2オクターブ)出るようになりました。

しかし、1カ月程度でリードが柔らかすぎると感じる(オクターブキーを押したソより高い音で息が詰まる)ようになりました。

全てのリードを10枚セットで買っていたので、ほとんど使わないうちに交換することになってしまいました。

10枚セットで買うとこういったことになりやすいので要注意です。

音が出るようになったら徐々に硬いリードに交換していく

最初は一般的には柔らかすぎるリードを使っていきますが、練習していくと徐々に息の圧力が強くなり、口周りの筋肉もついていきます。

すると、大きな音や高い音を出そうとしたときに息が詰まるようになります。

息が詰まるのはリードが柔らかすぎることが原因です。

「ティップ・オープニングが狭いマウスピースに柔らかいリード」で強い息で演奏すると、柔らかいリードがマウスピースに押し付けられてはりついてしまいます。

これが息が詰まる原因です。

大きな音や高い音を出そうとしたときに息が詰まるようになったらリードを硬いものに交換するタイミングです。

「息が詰まるようになったらリードを硬くする」という作業を繰り返していくうちに一般的なセッティングである「ティップ・オープニングが狭いマウスピースには硬いリード」になっていきます。

リードが柔らかすぎると音程がコントロールしづらいですが、初心者の段階では音程はあまり気にしないほうがいいです。半音の半分以内のズレならよしとしましょう。

リードが柔らかすぎると高音(パームキーを使う音域)が出にくいですが、初心者はリードに関係なくパームキーを使う音域は出せないので気にする必要はありません。

リードの硬さ比較表

リードの硬さを柔らかい順に示すと次のようになります。

左に行けば行くほど柔らかく、右に行けば行くほど硬くなります。

同じブランドで同じ数字であっても商品名が違えば硬さは違います。間違えやすいので要注意です。

「柔らかいリード」から「やや硬めのリード」はこのあたりまでです。

私の場合

私の場合、リードを次のように交換していきました(使用したマウスピースはYAMAHAの4Cです)。

  1. 11の「バンドレン・トラディッショナル・3」で音が出ない
  2. 4の「リコ・2.5」に交換したけれど、それでも音があまり出ない
  3. 1の「リコ・ジャズセレクト・2S」で音がやっと出た
  4. 柔らかく感じるようになったので5の「バンドレン・ZZ・2.5」に交換
  5. 柔らかく感じるようになったので8の「バンドレン・トラディッショナル・2.5」に交換
  6. 柔らかく感じるようになったので11の「バンドレン・トラディッショナル・3」に交換

これを半年くらいの間に行っています。全て10枚セットで買ったのでほとんど使わなかったものもあり、もったいなかったと反省しています。

リードには寿命がある

リードには寿命があります。

リードの寿命は使い方や手入れの仕方によって変わってくるので、一概に「〇カ月」「〇回」とは言えません。

リードの寿命が来ると次のような症状が出ます。

  • 高音域や低音域の音が出ない
  • 音が裏返る
  • オクターブキーを押しているのにオクターブキーを押していない音(1オクターブ下の音)が混じる
  • 高音域で大きな音を出したときに息が詰まる
  • 出せるはずのオーバートーン(倍音)が出せなくなる

こういった症状が出るのですが、初心者は高音域や低音域はもともと出せませんし、新品のリードであっても頻繁に音が裏返ります。息が弱いのでオクターブキーを押した音域もしっかりと出ません。

つまり、初心者のうちはリードの寿命を自分で判断できません

私がリードの寿命を何となく判断できるようになったのはサックスを始めて1年くらい経ってからです。

一般的なセッティングである「ティップ・オープニングが狭いマウスピースに硬いリード」になるまでは「息が詰まるようになったらリードを硬くする」ということだけを行っていけば十分です。

経験上、「ティップ・オープニングが狭いマウスピースに硬いリード」になるころには自然とリードの寿命を判断できるようになっています。

リードを適切に育てることである程度寿命は延びる

リードは適切に育てれば、ある程度は寿命をのばすことができます。

私がこれまでにいろいろと試した結果、最もリードの寿命がのびた育て方は次のとおりです。

  1. 買ったその日:袋を全部破る
  2. 本格利用の約1カ月前:10秒間くらい体温程度の水につけたあとにタオルで拭く
  3. 2の翌日:15秒間くらい体温程度の水につけたあとにタオルで拭く
  4. 3の翌日:20秒間くらい体温程度の水につけたあとにタオルで拭く
  5. 4の翌日:数秒程度を低いドから高いドまで(できる範囲で)吹く
  6. 5の翌々日:5分だけ吹く(タンギングは控えめに)
  7. 6の翌々日:10分だけ吹く
  8. 7の翌々日:15分だけ吹く
  9. 8の翌々日:20分だけ吹く
  10. 9の翌々日:25分だけ吹く
  11. 10の翌々日:30分だけ吹く
  12. 11の翌々日:35分だけ吹く
  13. 12の翌々日:40分だけ吹く
  14. 13の翌々日:45分だけ吹く
  15. 14の翌々日:50分だけ吹く
  16. 15の翌々日:55分だけ吹く

これで完成です。16の翌々日からは1時間吹いていきます。

仮に1月1日にリードを育て始めた場合

少し分かりにくいので、仮に1月1日に準備を始めた場合で説明すると次のようになります。

日付作業内容
1月1日10秒間体温程度の水につけたあとにタオルで拭く
1月2日15秒間体温程度の水につけたあとにタオルで拭く
1月3日20秒間体温程度の水につけたあとにタオルで拭く
1月4日数秒程度を低いドから高いドまで(できる範囲で)吹く
1月6日5分だけ吹く(タンギングは控えめに)
1月8日10分だけ吹く
1月10日15分だけ吹く
1月12日20分だけ吹く
1月14日25分だけ吹く
1月16日30分だけ吹く
1月18日35分だけ吹く
1月20日40分だけ吹く
1月22日45分だけ吹く
1月24日50分だけ吹く
1月26日55分だけ吹く

完成まで約1カ月かかります。

この方法でリードを育てると、完成した後に最大で50回ほど使うことができました。

リードには当たりはずれがあるので全てのリードで50回使えるわけではありませんが、仮に50回使えたとすると毎日1時間の練習で1箱が1年以上もつ計算になります。

おすすめのリード手入れ法4選

いくら丁寧にリードを育てても、普段のリードの使い方が悪ければ寿命はそれほど伸びません。育てたリードの寿命を最大限伸ばすためには次の4つが大切です。

  • 練習中も頻繁にマウスピースキャップをつけること
  • 毎日連続で使わず、最低でも1日おきに使うこと
  • 同じリードを1時間以上使わないこと
  • ガラス製(ガラス板とクッション材で挟むタイプ)のリードケースで管理すること

練習中も頻繁にマウスピースキャップをつけること

リードは乾燥と湿潤を繰り返すことで寿命が縮んでいきます。

練習中で演奏していないときにリードをむき出しにしていると急激に乾燥してしまうので、頻繁にマウスピースキャップをつけることが大切です。

毎日連続で使わず、最低でも1日おきにリードを使うこと

リードは生き物ですので、使用によって負ったダメージもある程度は時間とともに回復します。しかし、毎日連続で使うと回復する時間がないので急激にリードの寿命が縮んでしまいます。

革靴やスーツと同じです。

最低でも1日おき、できれば2日以上は間を空けながらローテーションしていくことが大切です。

同じリードを1時間以上使わないこと

同じリードを1時間以上使うとリードは急激に痛みます。1時間を数分超える程度ならそれほどでもありませんが、連続して1時間30分以上使ってしまうと寿命がかなり縮むという実感があります。

1時間以上練習する場合は1時間たったらリードを交換することが大切です。

ガラス製(ガラス板とクッション材で挟むタイプ)のリードケースで保管すること

リードはプラスチックのケースに入った状態で売られていますが、リードを使い始めてからはガラス製のリードケースで保管することが大切です。

リードは乾燥していくときに先端が波打つことがあり、リードが波打ってしまうと寿命がかなり縮みます。

ガラス製のリードケースで保管することでリードの波打ちを防ぐことができます。ガラス製のリードケースは少し高価ですが、リードの寿命が長くなることを考えるとコスパはいいです。

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リードケースは「リードケース サックス用」がおすすめです。リードケースについては「サックスにリードケースは必要?【おすすめはガラス製リードケース】」で詳しくお伝えしています。

【まとめ】サックス初心者は柔らかいリードを選ぶことが大切です

一般的に「ティップ・オープニングが広いマウスピースには柔らかいリード」「ティップ・オープニングが狭いマウスピースには硬いリード」と言われます。

しかし、初心者は「ティップ・オープニングが狭いマウスピースに柔らかいリード」というセッティングを組む必要があります。

最初は柔らかすぎるリードを使っていき、「息が詰まるようになったらリードを硬くする」という作業を繰り返しながら「ティップ・オープニングが狭いマウスピースには硬いリード」に近づけていく方法がおすすめです。

リードには寿命がありますが、初心者にはリードの寿命を判断することは難しいので「息が詰まるようになったらリードを硬くする(交換する)」という意識だけで十分です。

一般的なセッティングである「ティップ・オープニングが狭いマウスピースには硬いリード」になる頃にはリードの寿命が判断できるようになっています。

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