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サックスのスワブの使い方【マウスピースにはマウスピースサイズのスワブを】

サックス用アクセサリー
  • サックスのメンテナンスをちゃんとしようと思ってるんだけど……
  • ネック用のスワブを買った方がいいのか分からない
  • スワブの使い方を教えて!

サックスの初心者はスワブの使い方が分からず、必要以上にメンテナンス費用がかかってしまう人が非常に多いです。

私も最初はスワブの使い方がよく分からず、不適切なケアをしてしまったかもしれないと反省しています。

これまでの経験をもとに「サックス初心者の頃の自分に伝えたいスワブの使い方」をお伝えします。

この記事を読めば、スワブの使い方を身につけることができるので、必要以上にメンテナンス費用がかかることを防ぐことができるようになります。

結論を一言で言うと、スワブはサックス本体用とネック・マウスピース用を使い分けて、太い方から細い方に向かってゆっくりと通します。マウスピース用のスワブは「YAMAHA クリーニングスワブS CLSS2」がおすすめです。

買うべきスワブのサイズ(種類):ネック用も必ず買うこと

アルトサックスのメンテナンスに必要なスワブは次の2つです。

YAMAHA MSAS2」というアルトサックス本体用のスワブもありますが、CLSSAX2で全く不都合はありません。

「CLSSAX2」は最初に付属していることがほとんどですので、購入する必要があるのは「CLSS2」です。

マウスピースとネックにはマウスピースサイズのスワブを通す

マウスピースやネックに本体用のスワブ(CLSSAX2)を通すことはおすすめしません。

詰まりやすいですし、エボナイト(ハードラバー)製のマウスピースに本体用の大きなスワブを通すと内側が強くこすられてマウスピースの寿命が短くなってしまいます。

値段も数百円と安いですので、マウスピースとネック用にCLSS2を購入しましょう

私も最初は付属マウスピースの「YAMAHA 4C」にサックス本体用のスワブを通していましたが、強い力で引っ張らなければならず、抜けないかもしれないとヒヤヒヤしていました。

マウスピースを交換したときにマウスピース用のスワブも合わせて買いましたが、もっと早くにマウスピース用のスワブを買うべきだったと反省しています。

マウスピースの交換については「【初心者向け】アルトサックスのマウスピースの選び方【おすすめも紹介】」で詳しくお伝えしています。

「CLSS2」「CLSSAX2」「マイクロファイバークロス」がセットになったスワブセットがありますが、「CLSSAX2」と「マイクロファイバークロス」はたいていのサックスに付属しています。

付属の 「CLSSAX2」と「マイクロファイバークロス」 はそのまま使えますので、スワブセットを購入する必要はありません。

手作りのスワブはトラブルの原因になるのでおすすめしません。スワブは値段が高いものではないので、ヤマハの純正品を使うことをおすすめします。

もし詰まったときの修理代を考えると、スワブは買うべきです。

スワブの使い方(通し方)の5つのポイント

スワブを通すとき次の5つを意識することが大切です。

  • スワブは太い方から細い方に通す(サックス本体・ネック・マウスピース共通)
  • スワブはきちんとほぐしてからゆっくりと通す
  • マウスピースだけは1回しかスワブを通さない
  • スワブが引っかかったら無理に通そうとせず、一度戻す
  • スワブはサックスケースに入れずに保管する

スワブは太い方から細い方に通す(サックス本体・ネック・マウスピース共通)

スワブは太い方から細い方に通すことをおすすめします。

スワブを細い方から太い方に向かって通すと詰まりやすいからです。

どちらの向きでも水分の吸収力に大きな違いはありませんので、安全な方法である「太い方から細い方に」を選んでください。

スワブはきちんとほぐしてからゆっくりと通す

スワブをほぐさずに通すと、水分が吸収されにくいだけでなく詰まりやすいです。スワブはきちんとほぐしてから通すことが大切です。

数回ひらひらとさせてから通せば大丈夫です。

また、スワブを急いで通すと水分が吸収されにくいのでゆっくりと丁寧に通すことも大切です。

マウスピースだけは1回しかスワブを通さない

サックス本体やネックであれば、スワブを2,3回通すのが一般的です。

しかし、エボナイト(ハード・ラバー)のマウスピースはスワブを通すことで内側が徐々に削られてしまうので、スワブを通せば通すほどマウスピースの寿命が短くなってしまいます。

そこで、マウスピースに関してはスワブをゆっくりと一度だけ通すようにしましょう

多少は水分が残るかもしれませんが、マウスピースはサックス本体と違い、水分に弱いというわけではありませんので、大丈夫です。

メタルのマウスピースであれば数回スワブを通しても問題ありません。

スワブが引っかかってしまったら無理に通そうとせず、一度戻す

サックス本体にスワブを通すとき、引っかかった手ごたえを感じることがあります。

マウスピースやネックに関しては、CLSS2(マウスピース・リガチャー用スワブ)を使っていれば引っかかることはまずありません。

引っかかったと感じた場合は無理に引っ張るのではなく反対側についているひもを引っ張って一度戻すことが大切です。

無理に引っ張ると完全に詰まってしまったり、サックスを痛めてしまったりする危険があります。

反対側から引っ張ってもスワブが取り出せないなら、無理に力を加えずに楽器店に相談してください。

スワブはサックスケースに入れずに保管する

使い終わったスワブはサックスケースの中には入れないことをおすすめします。

使い終わった濡れているスワブをサックスケースに入れておくとサックスケース内部の湿度が上がってカビの原因になるからです。

スワブはサックスケースに入れずに保管することが大切です。

私は洗濯物のように、ハンガーに洗濯ばさみで止めています。この方法で問題なく使えています。

スワブの洗い方:冷たい水で手洗いがおすすめ

スワブが汚れてしまったら洗う必要があります。

特に砂などの「硬い粉」がついてしまったスワブを通すと楽器の内側を削ることになりますので、そういった場合は絶対に洗う必要があります。

汚れがつかない限りは洗う必要はありません。スワブは楽器を痛めないように端が縫われていないので、頻繁に洗うとスワブの端がほつれてきてしまいます。

洗う場合は体温より低い水で手洗いで洗うことがおすすめです。洗濯機(弱)で洗うこともできますが、ネットに入れて洗ってもスワブの端が少し痛みます。

洗った後は自然乾燥で、アイロンをかける必要はありません。

アイロンをかけてもいいらしいですが、かけるメリットが感じられません。

ここでお伝えした方法でスワブを使っていますが、3年以上問題なく使えています。

【まとめ】マウスピース・ネック用のスワブは必ず買おう

アルトサックスのメンテナンスに必要なスワブは次の2つです。

CLSSAX2はたいていの場合サックスに付属しますが、CLSS2は付属しないので新しく購入する必要があります。

スワブはきちんとほぐしてから「太い方から細い方に」ゆっくりと通すことが大切です。もしスワブが引っかかったと感じたら逆から引っ張って戻しましょう。

スワブはサックスケースとは別に保管することも大切です。

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